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マスメディアなんてもういらない [その他]

世論調査能力が劣化したマスメディアに存在価値はあるのか?

トランプ アメリカ大統領である。

下馬評では世界中の名だたるメディアの殆ど全て(いや全てか)が、
民主党のクリントン候補が大統領になるということを予想していた。
お膝元のアメリカもそうだったと記憶する。

ところが、である。蓋を開けてみると、トランプが当選した。
ここまで外すと、マスメディアの面目丸つぶれである。
社会の分断、格差の拡大が進んでいて不満の声を上げた人々が多く、
今回の結果になった。というのが、まあ総括のポイントかな。

日経新聞を読んでいると、結局アメリカのメディアの情報を
ただ右から左に流しているだけというのがよく解る。
分析もへったくれもない。

「社会の分断」「格差の拡大」という現象や不満を抱えた
人々の怒りのレベルを膨大な取材を通して熟知していたはずなのに、
確率0%で外すというのは、ちょっと考えづらい。
目の前の現象・情報を掘り下げず、ただ並べただけということか。

テレビも含めて、既存のマスメディアの劣化が激しい。
情報番組を見ていても、現象をなぞるのみ。
例えば将来を予測する、以後はこうなるはずだということに言及する
建設的な言説はそこにはない。見る気も起きないし、読む気もしない。
ただただ垂れ流される音声画像を放置するのみである。

社会を良くするために何を発信するか、人類にとっての普遍的に正しい
価値観とは何かを問うという使命感が損なわれているのではないだろうか。

よく話題になるが、テレビ局・新聞社員の給料は世間一般で非常に高給である。
テレビ局や新聞社に入りたい若い人は多いだろう。
そういう境遇にいる人が、危機感を持って社会病理を真剣に検証するのは
困難ではないか。子供のころから豊かな生活を享受し、自身もこのまま大過なくいけば
高いレベルでの生活が保証される。おそらく、社会で不遇をかこっている人々に寄り添い、
痛みを共有するというのは無理だろう。

すなわち、マスメディアを担い、構成する人々に危機感はなく、
ただ自身が寄生できる情報に依拠し、自己増殖するだけである。
そこには他者の視点はない。

虐げられていると感じている人々にとっては、自らの思いを表象しない遠い遠い、
無意味なミュージッククリップを見せられると感じ、メディアを信頼しなくなる。
テレビの視聴率が下がり、新聞購読が減るのもやむを得ない話である。
人々の情報についての欲求が減退しているのではなく、人々はマスメディアの情報は
不要と言っているのである。

今後、マスメディアが悪しきポピュリズムと呼ぶ現象は続くだろう。
劣化したマスメディアの評価などどうでも良い。もう死んでる。
たぶんマスメディア情報の逆を行くことが正当化される方向に行くだろう。
それが私たちの眼前に広がるであろう、現実の世界である。

この生きにくい世界をどのようにしたたかに生き抜くのか、それが問題だ。

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